卒業生からのメッセージ

農業科学科・進学

2018年 農業科学科卒業(愛知県農業大学校→あさだフルーツガーデン(大府市))

 私が半田農業を志望した理由は、美味しい果物を作れる農家になりたいと思ったからです。実家は非農家ですが、幼い頃から果物を食べるのが好きで、いつか自分で作れるようになりたいと考えるようになりました。半田農業では、果樹栽培の基本を学ぶことができました。そこで、作業の大変さや楽しさを知りました。また、日々の作業や卒業論文作成を通して、自分で考えてやる、ということも学ぶことができました。これは現在でも、農作業を理屈や意味を考えてやる、次の作業のことまで考えてやる、という意識に繋がっています。将来は、豊田市でブドウの露地と雨除け、そしてハウスの栽培を行い、直売所を構えたいと考えています。

農業科学科・就職

2021年 農業科学科卒業(カリモク家具株式会社)

 私が半田農業を選んだきっかけは、動物が好きだったからです。半田農業には牛、豚、鶏や小動物がおり、畜産の分野について幅広く学べるところが魅力的でした。高校生活で意識したことは、実習などで自分から学びに行く努力をすることです。私が就職した所では半田農業高校で学んだこととは違うことをしていますが、半田農業高校で心がけていた自分から学びに行く努力は、就職先でもとても役に立っています。高校では畜産の実習で鶏を解体したり、作物の実習で野菜を育てたりして、普段私たちが食べている生き物や作物の大切さを改めて理解する機会となりました。とても貴重な体験がたくさんできると思います!

施設園芸科・進学

2019年 施設園芸科卒業→三重大学 生物資源学部 資源循環学科 グローカル資源利用学教育コース 資源植物学研究室

 私が半田農業高校を選んだのは、学習環境が自分に合っていると思ったからです。農業高校は授業で学んだ知識を、実習を通してさらに深めることができるので、学習内容がしっかり身につきます。私は農業クラブ執行部の会長として、仲間達と共に、農業に関わる問題意識の向上に取り組んでいました。文化祭では、フードロス問題をテーマにした演劇を全校生徒に披露しました。

 進学を決めた理由は、農業高校での学びを通して、勉強の楽しさを感じ、より専門的な勉強をしたいと思ったからです。また、食糧問題を考える上で、世界的な視野を養う必要性を感じ、国際的な農業を学べる環境に行きたかったことも理由の一つです。

 三重大学は、東海三県の国立大学の中で唯一、農業師範学校から派生した歴史がある学校です。私は農業高校の教員を目指していたので、農業教員養成の歴史と伝統がある三重大学を選びました。

 高校で学んだ専門知識は、大学3年生からの研究活動で大いに役に立ちます。農業の基礎から学び始める他の学生より先に、より専門的な学びに突入することができました。実習やレポート作成で身に付けた観察力は、授業中の気づきを増やしてくれたり、研究仮説を立てるときにも新たな発見を与えてくれたりしています。

施設園芸科・就職

2020年 施設園芸科卒業→株式会社名港フラワーブリッジ

 私が半田農業高等学校に進学した理由は、近くにある農業高校と言えば半農だったからですね。昔、姉が学校でフラワーアレンジメントなど、花に関係することをやっていたため、それを見て私も花に関係することを学びたいということがきっかけで農業高校への進学を決めました。半農では野菜、草花、畜産などを学びましたが、畜産系はやはりそちらの道へ進まないとできることの無い体験なのでいい経験になると思います。どの学校や学科に進んでも言えますが、知識は己の力になるので、学びたいと思ったらその道へ進むのが良いと思います。実際に仕事に役立つ知識もこの高校で学びました。私は現在名港フラワーブリッジという花の市場で働いていますが、花の名前、育て方など高校で学んだことが役に立っています。ですので農業系に進みたければ半田農業高校へ! そしてあわよくば弊社へお越しくださいませ!

食品科学科・進学

2016年 食品科学科卒業→名城大学 農学部 応用生物化学科 卒業→物産フードサイエンス株式会社

 私は食べることが好きだったため、農作物の栽培や食品製造の授業がある食品科学科に入学しました。在学中は、農業高校でしか体験できない専門科目の授業や競技会への参加・資格の取得・部活動(吹奏楽部)に励みました。そんな中で農業の楽しさを伝えられる農業高校の教員になりたいと思ったことから、教員免許が取得できる名城大学を目指しました。しかし大学で勉強を進めていく中で、私たちの生活に必要不可欠である食品業界に興味が湧き、食品メーカーを志すようになりました。現在の職場では、その時にしかできない経験を大切にする気持ちや、学生時代に培った知識・資格・体力等が活かせていると感じています。

 農業高校では、普通科高校にはない授業で新たな世界を知り、農業の楽しさを発見することができます。皆さんが半田農業高校で楽しい高校生活を送られることを楽しみにしています。

食品科学科・就職

2021年 食品科学科卒業(盛田株式会社)

 半田農業に進学した理由は、求人が豊富だと聞いたからです。食品科学科の授業や実習はついていくのが大変でしたが、1回1回の実習の内容と手順を座学の学習と繋げて覚えることを意識しました。将来は食品関連の職に就きたいと思っていたので、今の会社と巡り合うことができて幸運だったと思います。分析業務において高校で学んだ滴定技術は大いに役立ちました。メスアップのやり方、滴定での終点の見方など、厳しくご指導いただけたので、会社でも正確に行えています。また、高校の実習を通じて、協調性や効率的に行う大切さなどを学んだ気がします。高校での苦労はたくさんありましたが、その分後が楽かもしれません。また、自分で育てた野菜や加工品の美味しさを実感したり、実習での技術が回数を重ねるごとに上手くなる喜びと達成感を得たり、これらはここの科でしか味わえないと思います。

生活科学科・進学

2019年 生活科学科 卒業 → 半田常滑看護専門学校 看護学科 →半田市民病院

 生活科を希望した理由は、今後に役立つ知識などが身につくと考えたからです。入学後、初めは動物関係の職種を目指していたのですが、学年が上がるに連れて将来について考えた時に、親族に看護師が多いこともあり、何か人のためになるような職種に就くことが有意義であると思い、看護師を目指すことに決めました。

 生活科学科の授業では、裁縫など手先を器用に動かす必要のある作業が多かったので、そのことが現在患者さんの前で援助をする中で1番役に立っていると思います。また、動物や植物を育てる中で自分以外のことを考えて行動することが重要なのは、看護の仕事にも共通しています。看護専門学校に入学したばかりの頃は、想像よりもはるかに多い授業や演習があり、つらい日々もありましたが、母校での実習を通して培われた体力や忍耐力が今でも活かされていると感じます。

 看護専門学校の授業では幅広い知識を学びます。国家試験に向けて勉強した知識だけでは、実際に働くには不十分なので、今は来年度からの就職に向け少しでも配属先の勉強を行い知識を深め増やすことを意識しています。目標は、自分を含め周りの人に立派な看護師と言われるようになることです。

生活科学科・就職

2020年 生活科学科卒業→トヨタ自動車株式会社 本社工場

 半田農業高校を選んだのは、勉強だけではなく、実習がたくさんあり楽しそう! と思ったのがきっかけでした。実習で作った野菜をたくさん持ち帰ったことが嬉しかったです。就職は、社会での評価と安定性を重視して選びました。生活科学科と自動車製造はあまり関係がないと思いますが、暑い中行った農業実習で培った体力や農業生ならではの元気さがあればどこの就職先に行っても必ずやっていけると思います。また、高校生活のうちにできることは、学校を休まないこととテストを頑張ること、挨拶を必ずすることです!

 今でも高校生に戻りたくなるくらいすごく楽しくて思い出いっぱいの3年間でした。高校でいい友達、先生に出会えて半田農業に通ってよかったと思っています!